今日は、胎児の権利能力の話です。

で、権利能力って何?

権利能力とは、権利義務の帰属主体となりうる資格のことです。

あー。難しいですね。理解ができません。

でも、学習しているうちに、何となくわかってくるものです。

権利能力の始まりは当然のことですが、その人が出生した時に発生します。(全部露出説)

では、胎児について考えてみましょう。

お母さんのおなかの中の子ですよ。

①原則 胎児は人ではありませんから、原則として権利能力はありません。

ここまでは良いですね。

②ただし、例外があります。それは、生まれていない胎児をすでに生まれたものとみなされる場合があります。

不法行為に基づく損害賠償請求権(721条)、相続(886条)、遺贈(965条)の場合です。

しっかり、覚えておきましょう。

では、判例です。

・胎児の間には権利能力はなく、無事に生まれると相続の開始や不法行為の時にさかのぼって権利能力を取得すると解している(大判昭7、10、6)

判例の立場を前提とすると、母が胎児を代理して損害賠償請求や示談、遺産分割等をしても胎児に効果は生じないことになります。

そして、人の権利能力は、死亡によって消滅します。

基本事例はしっかり学習しておきましょう。

それではまたお会いしましょう。行政書士講座のフラッグでした。

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